hebiashi diary

てれび見の記録など。

「雲の階段」

水曜の夜10時といえば前シーズンまでは日テレ一択だったのに、またまたフジテレビが色気(?)を出して同じ枠に乗り込んできましたね。しかも櫻井翔を立てて「家族ゲーム」という問題作ですよ。これはどう考えてもこっちが強そう。しかしながら実際に見ると「家族ゲーム」はかなりギリギリなところまで攻めてきてるようなドラマで…もちろん私はそういうのも好きなのですけど、ちょっとこれは寝る前には重いかなぁ、悪い夢見そう…という気がするので録画で見てます。
結果、リアルで見てるのはもとからあった日テレ枠「雲の階段」です。
しーかーしー、このドラマもとにかく突っ込みどころ満載なんですよね。まずそもそもが離島で人手不足だからって診療所の所長(医師)が、見込みのありそうな青年・三郎(高卒の事務職)に医療行為をさせてしまい、しかも彼自身生来の器用さから外科手術までこなせるようになってしまう、というね、すげぇトンデモなんですよ。でもすげぇトンデモだと思ってたら、案外「医師のなりすまし」って実際にあるのねー。こないだも板橋の病院で事件になってましたよね。
原作は渡辺淳一センセイなので、その辺の描写にはある程度リアリティが…あ、あるのかっ?…てか、あるとしても、女性キャラがねーーー昭和よ昭和。三郎は離島の看護婦アキコと理無い仲なのに、東京から来た大病院の娘アキコにも惹かれて親密になるという絵に描いたような三角関係。看護婦のアキコは堪え忍ぶ女で、三郎が島を出て東京に行ってしまったあとで妊娠発覚→流産→行方不明?という流れらしい。かと思うとお嬢様アキコは子宮外妊娠したことを恥じて「汚い女だと思っているのでしょう?」などと口走ってて…実に"昭和"でしょう??
そういうわけでね、このドラマも見てると非常にストレス溜まるんですよ。でもついついチャンネル合わせちゃうのはひとえに長谷川博己さんを見るためですよ。島では暗くておどおどした態度だった三郎が、東京で周囲を騙しながらきっとギラギラになっていくであろう、その変わりようを見たいから。

ところで長谷川さんといえば大河で八重の最初の夫・川崎尚之介を演じてますが、こちらは本当に魅力的ですよねー!八重とはお似合いの夫婦って感じなのにこれから不憫な展開が待ってるのかと思うと…胸が締め付けられそう。