hebiashi diary

てれび見の記録など。

交響詩篇エウレカセブン#9

 なるほどー。てゆーか、最初の謎解き回とでもいうべき回になりましたね。
 ゲッコーステイトの成り立ち、ホランド、そしてエウレカたちがシウダ・デル・シエロでやったこと、レントンの本来の役回り、などなど。 
 うーん。考えがまとまらないのですが、ちょっと他所様などを巡回してまた考えたいと思います。
 ついつい、今の日本で暮らしてる感覚でお話を捉えてしまうので、「人ひとりの命は地球より重い」的な道徳観にとらわれてしまいがちなのですが、このお話の世界はそうじゃないんだよな。現実、常に死と隣り合わせにあるような国というのも、この地球上には確かに存在するわけですよね。とか思いましたんです。
 あー、やっぱ、もやもやするんで、もうちょっと考えをまとめてから追記したいと思います。
<つーわけで追記>
 水曜日の分を見てる人も多いかもしれないので、また後日回ってみたいと思いますが、まあこれつまり、主人公が14歳の少年だってことは忘れちゃいけないポイントです。「教科書に書いてあったこと」「学校で習ったこと」を鵜呑みにする子ども時代から、「物事にはなにかしら裏がある」と疑うようになる大人時代への転換点を描きたいんだろうなと思うわけです。レントンと同年代の視聴者に向けてのメッセージともとれますね。
 「軍の狗」時代のエウレカですが、その瞳には感情というものがほとんどない様子でしたね。今もまだ「人間を学習中」みたいな言動の多いエウレカですが、その頃は人間を学習しようなんてことはまったくなかったのかも。恐怖に泣くおチビさんたちを見たことで、何かがつながったのか?エウレカにも内なる母性があったとか?このへんはまだまだエウレカの出自がはっきりしないことにはなんとも読めないところではあります。
 やー、それにしても、面白かったは面白かったけど、やっぱどうしても違和感は残ってしまうのです。レントンは平和ボケしたお子様だということなのでしょうか。自分が攻撃した軍のLFOにも中の人がいるってことにまで思い至らないのでしょうか。エウレカが「君も加担してるんだよ」と言ってましたが、そのことはちゃんとレントンに伝わってるんでしょうか。レントンはなんでこうまで「葛藤」ってもんのないキャラなんだろうね?惚れちゃったらそれどころじゃないと?そうなのかなー。