hebiashi diary

てれび見の記録など。

おかえりモネ23週「大人たちの決着」113話

昨日に引き続き、及川家の決着を見守る永浦家のみなさんと私たち視聴者です。

 

今日も短くなっちゃうな。とにかく本編が凄いのでまずは見て!見て欲しい!としか言えないんですけど、すでに見てる人が読んでるはずなのでどうしたらいいのか……

 

先日モネに「亮と自分とは考え方が違う」って言ってた新次さんですが、今日その「考え方の違い」が明確に示されました。

亮の言う「元に戻る」=「新次さんが再度船に乗れるようになる」ってことで、亮はそのためにひたすら真面目に漁師の仕事をこなして船を買うために貯金もして、ちょっと無茶なことにもなってしまったんですよね。

でも新次さんは「元に戻ることだけがいいことだとは思えない」とはっきり言いました。なぜなら「どんなに力を尽くしても元に戻らないものがある」からだと。

 

「それでもオレは親父に船に乗ってもらいたい」「親父を元に戻すことがオレの生きてきた目的だ」と言う亮。

重い…重い…被災当時中学生だった亮が、どんな思いで酒に溺れ壊れていく父親を見ていたのかが想像できてつらい。痛い。「オレのことも見て欲しい」って甘えたくても多分言えなくて。ほんと、これに関しては及川家バージョンの劇場版が見たいくらいですよ。ド直球の話になってしまって、もし見たらきっと言葉を失ってしまうだろうけど。これまで劇中で幾度も細かく描写されては来たけれど、あらためて「おかえりモネ」の裏主人公・及川亮を中心に据えた物語も見たくなりました。

 

亮のその言葉に「それではお前の人生じゃないだろ」と返す新次さん。お前はお前の人生を生きろ、と言う。自分は漁師をしてたけど、それは美波さんがいるのが大前提だったと。だから自分が海で生きるのは美波さんを失ったあの日で終わりで、もう船には乗らない、と。「俺の生き方を認めてくれよ」とも言ってたんだな。

傍から見ると、元・腕のいい漁師でその姿は今はもう見る影もない、落ちぶれた男に見えるかもしれないけど、そうではないと。だから昔のその姿を押し付けてくれるなってね。

 

ああーーー!ほんと、亮をもっともっと描写してほしいなあ…。それはそれで別の物語として。

 

ところで、あとは二人で話せって席を外したコージー、その場に残った女3人。未知はもう亮に寄り添っていくことに決めたからここにいる必要がある。亜哉子さんは実際に新次さんの治療に付き添ってたから必然。モネは完全なオブザーバー、記録役としてそこにいる、そんな感じにとらえました。

最後の、死亡届を記入してはんこを捺すシーンは、親しい人が集まって臨終を看取るみたいな感じがありましたね。葬式ではなくて、最期に立ち会うような厳粛さというか。

 

それではまた明日。