hebiashi diary

てれび見の記録など。

2011年7月期ドラマ&アニメ感想その4。

ムスメがようやく登校したので、積録してたアニメたちを見てかなり幸せな気分。完走した作品はどれもこれも本当に面白かった。

<視聴継続中>
「桜蘭学ホスト部
<終了しました>
TIGER&BUNNY」「花咲くいろは」「うたの☆プリンスさまっ♪」「夏目友人帳 参」「セイクリッドセブン
<積録中です>
「日常」ダンタリアンの書架」「異国迷路のクロワーゼ」「BLOOD-C」「輪るピングドラム

TIGER&BUNNY」…久々の「アニメビッグウェーブ」って感じだった本作のヒット。自分ももちろん楽しんだけど、どうしてこんなに盛り上がっちゃったのか理由を考えてみた。その1・主人公がおじさん&青年のバディものだったこと。刑事ドラマなどでは今なお黄金のパターンであるバディもの(「相棒」とかね)で、虎徹の軽妙なキャラとバニーの頭の硬そうな感じがうまく絡んでた。自分は「噂の刑事トミーとマツ」を思い出しましたよー。その2・ヒーローたちの多彩さ。年齢も性別も幅広く能力も多種多様だったことが絵的な面白さも引き出してたと思います。その3・世界設定の緻密さとわざと余白を残してるようなキャラ設定。作品世界の設定がそこそこ緻密であること、でも複雑すぎないこと、テーマの押し付けがましさがないこと、キャラ設定などに想像の余地が残されてること、このへんは内輪で盛り上がる一番の要素ですよね。というわけで、アニメ好きの人も、そうでない人も普通にストレートに楽しめる作品だったと思います!

花咲くいろは」…2クールかかって丹念・かつ丁寧に登場人物たちの成長を描いた本作、良作だったと思います。自分の夢や生きる目的を探せないでいた主人公・緒花が、偶然の成り行きから祖母の経営する旅館で仲居として働くことになって…という話でした。一昔前の朝ドラみたいなストーリーでした。
ちなみに本作の舞台となった旅館・喜翆荘のモデルになったのは湯涌の白雲楼ホテルとのことですが、20年近く前に一度泊まったことがあったはず…。記憶はすっかり薄れてます。その昔(金沢出身の実家両親が若かった頃)は滅多なことでは泊まれないような高級旅館だったとのことです。

うたの☆プリンスさまっ♪」…はい!これも見事な声優アニメでした。自分が思い描いた通りのベタな大団円に、何の迷いもなく突き進んでいく様子はある意味気持ちがいい。最初の前提で「恋愛禁止!」ってあったけど恋愛のレの字も無かったですね。ていうか尺の関係でそこまで描いてる余裕がなかったのかも。ところでED曲の「マジLOVE1000%」非常に中毒性の高い曲で、ついつい口ずさむ(♪スペシャ心不全!)こともしばしば。今年の紅白声優枠はぜひ白組で、ST☆RISHでお願いしたいです!

夏目友人帳 参」…夏目も第3期ということで鉄板の安定感、なのにまだ十分に瑞々しいのは主人公・夏目貴志の人慣れしない雰囲気に負う所が大きいのかなと思ったりします。今期は夏目にも人間の友人ができて、のみならず妖怪たちともいい関係を築いているようです。夏目が幸せであることが、この作品を楽しんでる私の幸せでもあります。第4期も決定してるようなので楽しみに待ちたいと思います。

セイクリッドセブン」…こちらも、特異体質故に居場所を見つけらない少年が主人公です。彼の能力に期待する人たちが彼を求めるけれど激しい自己否定の鎧で頑なになっているのでなかなか進まない、でも次第に心をひらいていくという、自己承認の物語でもあります。端正でかつ華やかな作画が魅力の一つだったと思います。1クールだったので話の展開がちょっと早かったのが、ちょっと勿体無かったかな。
でも、アルマ目線(正のセイクリッド側から見た物語)の本作だけでなく、ナイト目線であろうと想像される「ナイトエディション」が制作されるということで、続報期待です。