hebiashi diary

てれび見の記録など。

おかえりモネ24週「あなたが思う未来へ」119話

ここのところ毎日が最終回みたいな回が続いている「おかえりモネ」です。

回収に次ぐ回収で、いろいろな出来事が明日の最終回に向けて収斂していくような雰囲気なのですが、一昨日の回でコロナらしい伏線が引かれたことでこの物語が「終わり」になるというよりむしろ「はじまり」になるような気持ちにもなっています。ちょっと不思議。

 

さて。

昨日の記事の中で私こう書いてました。

みーちゃんのこのエピソードになにか答えめいたことを出すのはきっと半年かけても無理なのだと思う。だから徹底的に足場を固め「おかモネ」イズムを浸透させた上で最終段に持ってきたのでしょう。視聴者に『わからないけどわかりたい』と思ってもらえるように。

モネ(というか作り手)の出した答えは、

 「みーちゃんは悪くない」と言い続ける

ことでした。

みーちゃんが自責の念に苛まれるたびに私が「みーちゃんは悪くない」と打ち消すよ!何度でも打ち消すよ、打ち消し続けるよ!というモネの宣言でした。

 

うん。そうだね。だってみーちゃんは悪くないもの。

仕方なかった。そのとき出来ることは精一杯やった。

 

誰かが後悔して、あの時こうしてれば…って言うようなシーンは現実にも多々あって。たとえそれが精一杯やった結果じゃなくても、ほんの選択ミスだったとしても、それはそのことを肯定しないと先には進んで行けないんですよね。なぜなら過去は変えられないから。変えられない過去を、かさぶたをわざと剥がすように弄り続けても先に進めるわけじゃない。もちろん、その傷から未来へのヒントが生まれることだってあるかもしれなくて、それはちゃんとその傷を肯定したってことになるんじゃないかな。

 

モネはみーちゃんが抱えてきた気持ちをちゃんと自分の仕事のヒントとして取り込むことが出来てましたね。そう書くとビジネスライクに読めてしまうかもしれないけど、「みーちゃんみたいな思いをもう誰にもさせたくない」という強い気持ち=当事者の実感を込めて「高齢者自身のため」と「家族に後悔させないため」というメッセージとして打ち出すことができたのかなって思いました。プレゼンって聞き手にいかに自分事としてとらえてもらうかが大事だと思うので。伝わってるといいなあ。

 

長丁場のドラマが最終回に近づいてくると、いろんな登場人物が再登場してきますが今日は久しぶりにサヤカさんとすーちゃん(と写真のマモちゃん)と神野さんに宇田川さんの文字が見られました。

みんな元気そうでよかった。

 

いよいよ明日、最終回です。