hebiashi diary

てれび見の記録など。

タイガー&ドラゴン#4

権助提灯」の巻。
本妻とお妾さんのあいだで、どちらの家にも入れてもらえず行ったり来たりしてる間に朝が来てしまうという旦那の噺を、今回はまた絶妙にアレンジ、いやいや実に面白かった。今日は大ネタから小ネタまで10回以上は笑ったと思う。
にしてもこの元の噺、実に味わい深い噺ですなぁ。私としてはやはり二人の女の駆け引きに目が行くね。だってもう間の旦那のことなんかまるで眼中に入ってないもんね。どう解釈するのがいいのかわからないけど、でも言えるのは、女が本当に見栄を張りたい相手は同性である女だってことよ。それは絶対間違いない。女同士がお互いを思い合うすがたも、思いやりなのか悋気の裏返しなのか、はたまたそれとはまったく違う感情なのかは定かでないけれど、でも間にいる男のことはもうすっかり忘れ去られてしまい、ただお互いをのみ意識してるような状態になっているわけで。

それにしても今回のも実に上手い構造だったねえ。小春ちゃんはケンちゃんと正ちゃんの間では「旦那」の役回りなのに、正ちゃんを軸とすれば本妻・小百合ちゃんと向かい合うお妾さんの役回りでもある。でもって「小春ちゃんとケンちゃんと正ちゃん」の関係はそのまま「メグミと虎児と竜二」に重なるわけで。

それにしても若かりし頃のケンちゃん正ちゃん、ありえないほど男前度アップしてましたから(笑。長瀬くん、鶴瓶師匠のマネ、うまかったねえ。随分研究したんだろうなぁ。

次回はまたまた面白そうですよ。古田新太さんと清水ミチコさんで夫婦漫才なんて!これまたなんて楽しそうな。