先日「舞いあがれ!」の感想を少し書いたのですが
『舞いあがれ!』完走しました。 - hebiashi diary
少し追記です。
Twitterの相互さんから上の記事についてDMをいただきました。
「hebiashiさんの年代(成人に近い子を持つ親の世代)のひとが『舞いあがれ!』を見る目は少し厳しかったのではないか」という内容です。
世代で切って考えてみたことはなかったのですが、なるほど、他のひとについての傾向は(私のTLからは)わからないけれど、自分に関して言えば確かにそうだったかも…と思えてきたのです。
では何故そうなってしまったのか?
これはあくまで私の場合ですが(だからあくまで個人的な考えなのですが)主人公の舞や周囲の子供たち(貴司や久留美、バードマンたち)の親目線で見てしまい、リアルライフとのギャップの大きさにどこか醒めてしまったんじゃないかな…というところまで掘り下げました。うちにも社会人と大学生の子がいますが、当然ながらドラマの登場人物と比べたりしたわけではないです。ただ彼らの成功があまりにもとんとん拍子の「夢物語」に思えてしまったんですよね…。成功する様子もだけど、描かれている親子関係についても「現実の親子関係ってもっと塩っぱいよな、しょせんドラマだもんね」のような、一歩も二歩も引いた目線で見ちゃったかなって。
何て言ったらいいのかな。ママ友同士の、子どもに関する自慢話を聞いてるみたいな感じ…とでも言いますか。「へえそうなんだーすごいね、よかったねー」と流して聞いて「やっぱり舞ちゃんはさすがねー、ずいぶん頑張ったのね。岩倉さんとこのお子さんは出来たお子さんね」と反応するし何なら家での食事時に話題にもするけれど、それ以上の何物でもない感じ、なんですよ。あっ、でも貴司君の母親の雪乃さんが貴司君のことを打ち明けてくれたらそれは心から喜びたいし同情もするし一緒に泣くと思います。岩倉家と梅津家、どこがそんなに違うんかなー。マインドセットが違うよな、とは思うんですけどね。
なんていうか…結局ケチな人間なんですよ私。岩倉家が羨ましいのかな?いや別に羨ましくはないぞ?…ていうか、しょせんドラマだし…ってところに帰着するんですね。
現代ものゆえに、今の自分の価値観で見てしまったから、なのかもしれないです。
あと、舞ちゃんがタフすぎたこと、オタサーの姫ならぬ町工場の姫状態だったのも「まあ岩倉舞さんならそうですよね」って引いた目で見ちゃう理由かなあ。ああなりたいとは思わないから全然羨ましくはないけど「すごい」とは思う…と同時に「自分とは違う世界のひと」って思っちゃったのかも。これって結構、舞ちゃんに対して厳しいってことになるのかな?そんなことないよね。これといった欠点も無いし、いい子すぎてすごすぎて可愛すぎて人間味が無いから、舞ちゃん天使かな…?っていうか天使に対して羨ましいとか思わないよね。地続きの感情が生まれない感じ。
と、ここまで書いてみました。なに書いてんだろ私……