hebiashi diary

てれび見の記録など。

ベタと王道。

以前どちらかで見かけた記事で、ありふれた設定・展開でも「駄作になればベタ、名作になれば王道」っていう内容のことが書いてあったんだけど。

今期のドラマはそういう区分けにすると、ベタと王道がくっきり明暗分けてる気がするな。
ありふれた設定というわけではないけれど、先の読める展開、ここまで「どストレート」に展開させちゃっていいものか?なヒネリ全くなしなドラマがいくつかあったり、あるいは予告でここまで見せちゃうのに面白いってドラマもあったりするわけで。えーもちろん、私が思う前者は「スマイル」とか「アイシテル」あたり、後者は当然「白い春」、「BOSS」あたりが来てるわけですが。
でも上記4作品、いずれも設定や展開は割と素直というか、まったく視聴者の想像を裏切るようなジェットコースター系のドラマってわけではないですよね。次はこう来るな、こう来るなって思わせて、やっぱりなーって渋面になっちゃうか、そうだよねこう来るよね!とニコニコしちゃうか、ってとこなのよ。
いったい何が違うのか、やはり脚本なのか、演出なのか…。演技力なのか? でも演技力って点においては、どのドラマもそれなりに実力者を配していて、ちゃんと演出家に求められる演技をやってると思うんだよね。ってことは、演出家の脚本解釈が浅いのか、遊びが足りないのか…。

まあともかく、「スマイル」の展開のあまりのお安さに空いた口が塞がらない気分ですよ(汗。安いっていうか、すごく上っ面でぺらっぺらに薄い。あれじゃあ(劇中で首括った)前田吟も浮かばれませんよ。しかしこう思わせておいて何か深い意図が…あったりすれば見る甲斐もあるってもんだけどね。