hebiashi diary

てれび見の記録など。

わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)

主人公は、白血病の姉を救うためにデザイナーベビーとして生を享けたアナ・13歳。姉のドナーとして臍帯血に始まり血液や骨髄も提供してきたが、ついには腎臓移植という事態になり、アナはドナーになることを拒否、両親を訴えることに・・・。
はてダイで感想をいくつか見たけれど、ラストの評価が賛否はっきりわかれるような印象。私は賛成派。自分の生の決定権は確かに自分にあるけれど、でも自分ではどうにもならないこともありえると思うから。さらにいえば、この決着のつけ方のほうが「物語的に美しい」と思う。