hebiashi diary

てれび見の記録など。

「パンとスープとネコ日和」

著者は群ようこさん。出版社に勤めるアラフィフ独身女性の主人公が、食堂を営む母親の死をきっかけに小さなランチ屋さんを開くのですが、そのなりゆきにとりとめのない日常話と飼い猫のたろとのやりとりがちょいちょい挟まるようなスタイルのお話でした。同じ著者の「かもめ食堂」の日本版って感じですかねえ?
ラストはちょっと物悲しくなってしまうのですけど、それでも日々は続いていくし、主人公にはしまちゃんという心強い相棒(彼女はとてもいい感じです)がいるし、こうやって第二の人生を過ごせたらいいなあ、っていう、まあ中年女性の夢と一種のあこがれ、なお話ですね。