hebiashi diary

てれび見の記録など。

「晩夏のプレイボール」

「バッテリー」で人気の出たあさのあつこさんの高校野球をめぐる短編連作です。
なんというか「あらまほしき野球少年の姿」とでも言いますか、登場人物はとてもきらきらしく描かれていて「青春の上澄み」だけを汲み取ってお話にしたてている感じでした。
自分自身のことを考えれば、高校生の頃のことなんて穴掘って埋めたいし、あのころの自分なんて鬱屈してて到底こんなキレイなもんじゃなかったですけれど、まあごくごく少し、ほんの一滴ほどはそういう部分もあったかも…しれない…いや、なかったかも…