hebiashi diary

てれび見の記録など。

「君に届け」見てきました。

はい。先週に引き続き、またまた映画を観てきました!
私にしてみればこんなに邦画が続くなんてすごく珍しいことなんですけど、たまたま見たいのが重なった時期みたいです。最近公開の洋画には今ひとつ食指が動かないというのもあり…。
昨日の段階まで「十三人の刺客」と「君に届け」どちらにしようかと迷っていたのですが、シネコンに着いたらすでに「刺客」は開始時間を過ぎており…結果的には「キミトド」一択になりました。
またまたネタバレしますので、畳みます!


今回はレディースデイということもあってチケット買うのに時間がかかり、すでにシアター内が暗くなってから席に着いたので入り状況や男女比等は残念ながらわからず、しかし思っていたほど「貸し切り」状態ではなかったです。年代も意外と幅広かったような。
上映後、後ろのほうからおばちゃんの「よかったねぇ」という声が聞こえてきました。(これは内容がよかったというより、風早と爽子がいい感じになれてよかった、の「よかったねぇ」だと思います)

アニメ版は全部見ましたが、原作は残念ながら未読ゆえ設定の細かいところはアニメ版との比較になります。ご容赦くださいませ。

まず、爽子父(勝村政信)は市民楽団でシンバル係、大晦日に爽子が誕生した時には年越し第九をぶっちぎって病院に駆けつけるというエピが追加されてます。これはアニメ版にはあったかなあ?なかったような気がするのですけど、もしさらっと流されてたら気がついてなかったかも。このエピが追加されてることで、大晦日のお参りの流れも少し変わってますが、でもこれはこれで「恋」っぽくて良いような気がします。
あと最初に風早と会った時の出来事でエピが追加されてます。これもキーポイント。話を2時間でまとめるために、わかりやすいきっかけが必要だったのかな??
あとは概ねアニメ版と流れは同じ。でもピー(ARATA)がちょっといいヤツになってる??
メインキャストはいい感じの配役になってます。
見た目がすでに爽子な多部未華子、そして爽やかすぎる風早くんに三浦春馬夏菜の矢野ちんとちづちゃんの蓮佛美沙子はイメージピッタリな感じ。特に矢野ちんはまさに矢野ちんだったなあ! で、くるみちゃんは桐谷美玲。可愛いけど裏がありそうなのがありありとわかるのは、これはOKなんでしょうか??

いや〜、とにかく、私これのアニメ版が大好きで、見るたびに涙腺が刺激されてタイヘンな有様だったんですけど、今回映画を観ながらもいちいちウルッときてタイヘンでした。いい年をしてどういうこと!?って感じなんですけど、とにかく爽子が可愛くて、しかもちょっと不器用でコミュ下手なところとかにも感じるところが多々あったりして。そんなわけなので、全く話を知らないかたの感想よりかなりバイアスかかってると思います。
(しかしたしか日経映画評で☆4つでしたから、普通に見てもいい青春映画なんだろうなと思います。)

設定は高校一年生ということなので、キャストの皆さんの実年齢よりマイナス4〜5歳にあたりビジュアル的にはやや苦しいものの、内面描写を表現するにはそこそこのキャリアも必要なのかな、とちょっと思ったりもしました。特に風早と爽子は照れずにピュアな演技をしてピュアすぎる台詞を言わなくてはいけないので(そのへん少女マンガですから!)大変だったと思います。でもでもっ!!風早、すっごく、風早だった!!こんなに少女マンガな春馬くんが見られるなんて、まさに眼福以外の何物でもない!!あまりにいいひと過ぎて、途中、こんないいヤツいねえって絶対!って一瞬現実に引き戻されたりもするんだけど、でもその後にまたまたアニメにはないエピが追加、爽子になかなか気持ちが伝わらない風早のもどかしさみたいなシーンもあって、そんなちょっと傷ついた顔の春馬くんもそりゃもうめっちゃカワイイと言うか…。

いやいや、観に行こうかどうしようか悩んでたのがバカみたいです。帰宅後、昨日から再放送が始まったアニメ版を堪能いたしました。アニメ版第二期も決まったようですので、もし未見のかたがいらっしゃいましたら、映画版2時間でコンパクトに味わうもよし、再放送開始してるので(しかも1回2話放送)そちらでゆっくり追っかけるもよし、人恋しい秋に胸がキュンキュンする「君届」、おすすめしまーす!!