- 作者: 品田知美
- 出版社/メーカー: 学文社
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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戦前/戦後、都市と農村での家事水準などについても触れられていたが、既読の岩村暢子著「現代家族の誕生」とも重なるところがあって興味深い。
もともと論文なのでちょっと取っ付きにくいが、述べられていることは「そうそうそうなのよー!」と一から十までうなずけることばかりである。やはり書き手が主婦だからかな。でも主婦だから主婦擁護をしてるわけじゃなく、いったい家事労働とはどういう位置づけなのか?というところから見直し、きちんと分析していると感じられる。
いやー、実際、「主婦が暇そうに見える理由」のひとつである「買い物や幼稚園へのお迎えついでの立ち話」では、生活に欠かせない近所情報があれこれと入ってくるものなのですよ。そういう情報って、なくても生活は出来るけど、あったほうがいろいろとより的確な選択が可能になるものです。
この手の主題に興味のある方は是非一読を。