hebiashi diary

てれび見の記録など。

2冊。

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち
考えるヒント、つーか、現在の状況を観察するための新しい視点がいくつか。等価交換といえば(ワタシ的には)ハガレン。リスク社会とリスクヘッジ。華僑がいろんな国に子弟を留学させたりする理由(どの国で政治不安があっても別の国を頼ることが出来る)とか。家庭内では「不機嫌」が貨幣のように流通(とは書いてないけど、より不機嫌なひとが家庭内でパワーを持つってのは実に耳に痛い指摘)、「迷惑をかける・かけられる」親密圏の減少。私の親などは兄弟がたくさんいたので、それがうまくリスクヘッジのような具合になってるのを耳にしたりする機会もあった。親密圏がないから少子化なのか、少子化だから親密圏が減るのか。いずれにせよ「イエ」レベルでどうこうできるような状況ではなくなりつつあるので(もう子供の数自体少ないから)、なにか新しいシステムが必要になることは間違いないんだろう。わからないことを飛ばしてもヨシとする風潮は、モノやコトの消費サイクルが著しく早いために咀嚼してる時間がない(或いはムダな)せいでは?「飛ばす」ことで一応「処理」できるが「理解」するには至らないのじゃないか?
などなど、いろいろ考えるためのきっかけになるような本でした。

NHKスペシャル それでも「好きなものだけ」食べさせますか?
朝ごはん、ねー。うちもこどもに食べさせるのに苦労してますよ。食べなきゃ昼までもたないのに(上も下も肥満度マイナスですから「余分」がないの)食べないんだもん。朝はもうとにかく好きなものだけでもいいからとりあえず食べてーって感じです。起きてから1時間くらいするとちゃんとおなか空くみたいなんですけどね。夕食は、食べても食べなくても、野菜だの煮物だの出しますよ。