「金色のコルダ」
ほんのり恋の雰囲気も漂わせつつ、でも安易にそっち方面に流れることなく音楽をメインにおいたのは気持ちよかったです。かほちゃんの前向きな人柄と音楽を心から愛する姿勢が周囲に良い影響を与えていくっていう展開なんですけど、こうしてまとめてみると、オルコットの少女向け物語「八人のいとこ」（大好きな話です）とかと同じような構造だなあと思いました。（前にもコメント欄かなにかでやりとりしたことあるんですけど、八人のいとこは面白いんですよ。オルコットといえば若草物語が有名だけど。）ポジティブなパワーをいただきました。
「まなびストレート！」
こちらも超前向きな女子高生ライフだったですが、いかんせん、登場人物のキャラデザが趣味に走りすぎていてとても女子高生には見えなかったというのが･･･いいのか悪いのか。かわいかったですけどね。そういうところも、キャラたちの性格なども含めて、「（現実にはありえない）理想の女子高生ファンタジー」だったなあと思います。嫌いじゃないです。最後まで結構楽しんで見たし、細かいところの凝りようはさすがって感じだし。
「NANA」
一年にわたる長丁場でしたが、原作に非常に力があるせいか、或いはアニメ化が（脚本の処理が特に）とても上手くいったと思われるせいか、まったく飽きることなく見られました。基本的には男女がくっついたり離れたりするだけみたいなエピソードがほとんどなんですけど、その細かい心の襞を余すところ無く映像化したって感じです。セキトモさん萌えです。ハチ役KAORIさんの甘い声もとてもキュートでした。ちょっと昔のケータイみたいな小道具の使い方とかが心憎かったです。楽しませていただきました。セカンドシーズンお待ちしております。
