hebiashi diary

てれび見の記録など。

2006年10月期終了作品まとめ感想。

年賀状もひと段落したので(掃除はまだだが)忘れないうちにまとめ感想書いとく。


<ドラマ>
今期見たのは以下の7本。コトーセンセはほぼ流し見でございました。

のだめカンタービレ
今期一番楽しかったのは間違いなく本作。月9ではこれまでになかったくらいの、許される限りの漫画的表現をいくつも使っていて、しかも浮いてなかったというのには技術とセンスの進歩を感じた。クラシック音楽が多用されちょっとしたブームをも招いた模様。漫画で音楽そのものが流れることはないから(関連CDとかはあっても)、作中で引用された曲が実際に演奏されたことはブームにかなり寄与したのではないか。まあ日本人の常でブームはあっという間に去ってしまうのだろうけど、でも残るものはあるはず、と思いたい。
直後感想ではちょっと辛口?と思えるようなことを書いてしまったが、ドラマにそこまで要求するのはちょっと過分だったかも。何よりもがっくりきたのは、ついに最終回を迎えてしまった(泣)という事実、そのものにあるわけで。楽しかったのになー。もっともっと楽しみたかった。で、続きを連ドラにするのはたいへんだろうから、ときどきSPドラマとしてやってくれれば嬉しいことこの上ない。
ちなみに、1月からノイタミナ枠でアニメ化されますよ〜。フジ深夜のなかでもノイタミナ枠は良心的な枠(これまでの実績から鑑みて)なので、期待してますよー。

役者魂!
昨日最終回を迎えたわけですが、最後までまあなんとドタバタとしたドラマだったことか。コメディなのか人情ものなのか、どうも半端でよくわからんかったがー、でも香川照之好きよ、と。アクの強い役でぷんぷん臭ってきそうな造形だったが。

僕の歩く道
静謐なトーンの映像が実に端正で、ごちゃごちゃしたところのない雰囲気はヨーロッパ映画っぽい印象も受けた。本シリーズは統一感があるからね。草なぎ君の演技はよかったと思う。作ったものを感じさせなくて、最後まで「輝明」だった。他の出演者もみな役に自然に入り込んでいたのではないか。長山藍子さんがこれまた絶品の母だったなあ。ユイカちゃんのりなもお兄ちゃんの佐々木さんも不自然なところがなく。
本シリーズのヒロインたちは皆どこか生身を感じさせない造形になってるのが共通点だと思うのだけど、今回の都古ちゃんも見事に生活感と肉体感を感じさせなかった。


子ども等がご飯ご飯と騒ぎ始めたので、続きはまた後ほど。