フジのドラマってのは、エンタテイメント志向なんだろうなと思う。ほどほどに面白いんだけど、沁み込んでくるものは少ない。あまりガツンとこないドラマが多いような気がする。
蟲師、浦島太郎のような話。アニメだけれど文芸作品のような趣がある。ヘタに感情を刺激してこない、乾いた空気感が独特で心地よい。勿論思い切りウエットな作品も好きだけれど、ここまでカラッとしてる作品も珍しいと思う。
エウレカー。やっぱり前回の「おれたちアニメですから!」宣言は正しかったようだ。というか宣言どおり(従来の)アニメらしい展開、アニメらしい芝居で押してきたなって感じで、面白いですよ。ドミニクはアネモネのレントンになれるのか、それともホランドで終わってしまうのか、ここにきてやはりアネモネの存在が最後に向けてのカギになるのではないかという気がする。エウレカとアネモネはプラスとマイナス、NとS、スカブコーラルが提示してきたふたつの可能性なのか、あるいは、アネモネは人為的に生み出された人工コーラリアンなのか。ところで「身体を大事に」というのはやっぱ妊娠フラグでしたね(知らなかったみたいだけど)。妊婦はへそ出ししちゃなんねえ!(冷えは大敵ですから!) 母になるタルホがなんか急に博愛主義者みたいに皆を守らなきゃとか言い出したのは、やっぱ理想の母ってイメージを投影してるのかな(スタッフが)、とか思いました。でも状況を安定の方向に持っていきたくなるという精神状態はすごくよく理解できます。
本日の記録
・蟲師#8 ★★
・交響詩篇エウレカセブン#34 ★★
・危険なアネキ#9 ★