hebiashi diary

てれび見の記録など。

ふたつのスピカ#10

うーん…これを言ったらいけないのかもしれないですけど…どうにもアスミが嫌味なキャラに見えてきてしまいました…。彼女の真っ直ぐさ、ひたむきさに嫌悪感を感じるということは、その姿を見て後ろめたさを感じるからだと思うのです。正直、楽なほうへ楽なほうへと流されて、いろんなことから逃げている人生ですからねえ(溜息。

だから今の私が共感できるのはどちらかといえば万理香ちゃんのほうであり、あの意地悪教師のほうであるかもしれません。アスミは一見小柄でいたいけなかよわい存在に見えますから、捻り潰せるものなら捻り潰したい、と思ってしまう彼の気持ちがなんとなくわかってきたんですよねー。
その気持ちはどこから来ているかというと、たぶん恐怖だと思うんです。彼女が芯から強い存在だということに気づいてるから、彼女がポジだとすれば自分はネガでしかないということに気づいてしまっているから(しかもそれは本質的な性向なので、発想の転換、つまりパラダイムシフトしないと、いつまでたってもその対立関係からは逃れ得ないのでしょう)何とかして排除したい、そう思うのだと思います。今回はまた思い切った行動に出ていましたね。

さて万理香ちゃんの秘密ですが、どうやら想像とは違うのかなぁ?でもまだ可能性は残ってますよね。彼女がその手の本を手に取っていたのは、自らの出生の秘密を探るためではないかしら?


※本作のこれまでの分の感想はココログにありますが、そのうちこちらに移管しようと思っています。