hebiashi diary

てれび見の記録など。

「貴婦人と一角獣展」

見てきました。会期終了も迫ってたし、このタイミングを逃すとあとは細かい予定で立て込んでるので「今でしょ!」とばかりに。

事前に「解説ガイドがいいらしい」という情報を得ていたので、普段は借りないガイドを初めて借りてみました。池田秀一池田昌子の、なんて俺得なナレーション陣!まずはナレーションに酔ったわー。

作品の点数は多くなかったんですが、とにかく大きい。これを連作全部飾れるのはよほどの大広間だってことです。本物の貴族すげえ。しかも、絵じゃないんですよね。織物なんですよね。織物ってことは、下絵と、色のあった糸と、織るための織機設備とあとはたくさんの職人が必要ですよね。平面で、金糸銀糸を使っているわけではないのに、配色の妙で立体感とアクセサリーなどの金属感が見事に表現されてるのですよ。織物ならではのテクスチャーは写真ではたぶんうまく実感できないだろうと思うので(ていうかこれは絵画でもそうなんだけど)タイミングが合って観に行けてよかったです。
いったいどれだけの手作業であれだけの作品を作り上げたのか…ちょっと想像できません。

帰りに、地元の某衣類量販店で夏の衣類を見つくろったんですけど、過去と現代のあまりの対極ぶりに軽くめまいがおきました。