hebiashi diary

てれび見の記録など。

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」見てきました。

早くネタバレ話題に加わりたくなったので、近場のシネコンまでさくっと見に行ってきました。
ネタバレますので畳みますよー。
はい。
いやーーー、どストライクな世代なので、そして一番最初にハマったアニメは「宇宙戦艦ヤマト」の夕方再放送だったので、いろんな意味でめっちゃ懐かしかったです。
「無限に広がる大宇宙…」のナレーションでいきなり懐かしさMAX。ここで使われてるBGMはズバリ「無限に広がる大宇宙」というタイトルがついてるんですけど、宇宙関係のBGMとして今も時々流れる「宇宙シーンと言えばコレ」な曲ですわ。先日もフジの「とくダネ」で耳にしたばかりでした。オリジナルは川島和子さんのスキャットなんですが、今回はYuccaさんだったようです。ハマってた当時はオリジナルキーで真似することができたんですが今は無理ー。
ちょうど同じ頃(少し後かな)にファーストガンダムの放送が始まり、ヤマト派vsガンダム派で盛り上がったものです……というような昔語りはほどほどにして本作感想に行かないとね。

↑試聴できます!

全体としては、全くの別物、でもなく、オリジナルの完全実写化というわけでもない、ちょうどその中間という感じでした。設定のトンデモなところや荒っぽい部分のテイストを残しつつ、ちょっとだけ今ふうのアレンジを加えたというところかな(特にガミラスイスカンダルの設定や表現など)
VFXはかなり頑張った感じです。冒頭の地下都市シーンなんか「これなら『999』実写化も出来るんじゃね?」と思いました。どっちかというと生活感溢れるCGのほうが得意分野なのかもな〜。
ストーリーはテレビ版と映画版さらばを合わせた感じ。どこかのサイトかtwitterで見かけたけれど「ラストは沢田研二でよかったんじゃね?」という意見に賛成〜w
 
森雪は全くの別人キャラになってましたが、それをいうなら主役そのものもキャラが別人(アニメ版はあそこまでヤンチャじゃなかった、と思う)なので、アニメ版古代くんファンとしては変にかぶってなくて良かったかもと思う。富山敬ボイスの古代くんは私の中で永遠なので…。
特にハマってたのは見た皆さん声を揃えてますが、柳葉さんの真田さん。声質まで真田さん(青野武)だったのにはちょっと感動。思えば私の意識した一番最初のやおいアニパロって、月刊OUTの投稿欄に載った真田×古代モノだった…のよね…w……はっ、イカイカン。
ガミラスデスラー)は伊武さん、イスカンダル(=スターシャじゃないんだけどね)は上田みゆきさん、アナライザーも懐かしい緒方賢一さん、と、ファンならばぜひ押さえておいてもらいたいところはキッチリ押さえられていました。
あと、オリジナルとは少しイメージ違うけれど、徳川さん役の西田さんも雰囲気ありました。西田さんは佐渡先生でもよかったかもー。そしてビジュアル的に一番違ったのはその佐渡先生。高島礼子さんがキャスティングされてたんだけど、これが意外とそんなにヘンじゃなかったんだよなー。佐渡先生っぽい癒し系なムード出てました。ちょっと頼りなげな感じを残しながらも性別逆転してたのは通信班の相原くんも。加藤役の波岡一喜さんはこれまたいい死にっぷりでございましたことよ。あと南部もナイスキャストでした。
 
まあ、もともとの話が長いので、かなり駆け足に話が進んだり、コンパクトにまとめてあったり(それでもたっぷり2時間以上だが)して淡々と明快に進んでいくんだけど、そのぶん浅薄な感じになってしまうのは、仕方ないのかな…。
 
最後に1つ、ラストのあの子はワープベイビーなのでしょうかね〜〜w?(すいません、下世話なオチで…)


以上、長文になりましたが、思ってたほど原作破壊もしてないし、むしろかなり頑張って原作テイストを残していたし、普通に面白かったと言ってもいいんじゃないかな、うん。