hebiashi diary

てれび見の記録など。

奥さまは魔法少女#13(最終回)

 終了。なんだかもどかしい作品であった。作家の言いたいこと(この世は美しいところなんだよ)は何となく伝わってくるのに、どうも手段が空回りしてしまったというか、そもそも不倫願望の主婦が主役という企画自体が失敗ではないかとか…。いや、そういう大人向けの題材は、もっと大人っぽい処理をすればうまく美しくはまることもあったりするし、そういう名作は少なくないと思うのだけれど。でも萌えアニメに向いてたかというと、いささか苦しいかもなあ。
 脚本の桶谷顕氏の作品ではそれこそ「この世って美しくて素晴らしいんだよ」の名作・「ぶぶチャチャ」「コメットさん☆」などがあったりするんですよねえ。だから雰囲気は伝わってくるのだが、本作では短いクールだったゆえに練りこめないところがあったりしたのかなぁ。

 粗2つ。嬉子の変身シーンがバンクだったので指輪をしたままでした。キスしたのに魔法が使えてる(空飛べてる)のは何故?これは粗じゃないのかなぁ。クルージェの意思とか?
でもあそこまで「キスしたら魔法が使えなくなる」と言っていたのに、なんだか拍子抜けした。実は思い込みにすぎなかったんじゃないの?とか。
 あと、思ったんだけど、巽君ってヨン様っぽくない?って冬ソナ見てないすけど、ビジュアルやたたずまいが、なんとなく。

 最後までなんだか煮え切らない作品でした。仕方ないけど「駄作」とさせていただきます。