hebiashi diary

てれび見の記録など。

汚れた舌

内舘牧子女史の新作、初回から飛ばす飛ばすゥ!
加藤浩次さんは演技力はイマイチだけど、前のドラマ出演よりもいい男になったかもしれないなあ。狡さや下心が透けて見えて、本妻にはしゃあしゃあと優しい顔ができるというというのはなかなか。このキャスティングは案外拾い物かもしれない。
でもってすごかったのは女優陣。松原智恵子さんは「こんな台詞初めて」とテレビ誌などでコメントしてらっしゃいますが、完全にイっちゃってる感じです。
森口瑶子さんも最初からかなりの壊れっぷり、あーでも自分があの息子だったら、あの母親じゃあちょっと相当イヤかもなぁ、イヤっていうより、女性に対して真っ当な感情を抱いたりすることができなくなるんじゃないか?と彼の先行きに不安を覚えてしまったり(笑。
で、その息子がかげながら慕っているらしいのが、兄嫁の牧瀬里穂。彼女はいつも義理母の森口瑶子に苛められていて、かなりキてる感じですねえ。義理母を前にしたときの能面のような表情が怖い。


で、主人公はといえば飯島直子さんなのですがー、彼女も、母の歪んだ心をずっと目の当たりにしてきて、結婚願望まるでなしという女に育ってしまったと。結婚は人生の墓場だと思うようになったみたいですよ。で、金沢に住む陶芸家(藤竜也)と不倫関係にあり、月に2回の金沢詣でを2年間続けているんですよね。
で、その陶芸家というのが、母親(松原)をそこまで歪めてしまった相手ということなんですよね。もともとは夫(つまり飯島の父親)の弟子だった陶芸家ですが、彼のほうが才能があったということで、夫は自殺、だから母親は陶芸家を恨んで恨んで、精神に若干の変調を来たしているというわけです。恨む相手と実の娘が不倫中、ということで、もう修羅場が想像できてしまうわけですが。
で、ここで加藤浩次がどうからんでくるかというと、彼は妻子ある身ながら飯島に一目ぼれしてしまうんですよ。彼の妻が牧瀬、彼の義理の母(父親の再婚相手)が森口、と。
あー、初回からドロドロしてますが、どんどんドロドロしてくるんだろうなぁ〓。