hebiashi diary

てれび見の記録など。

2冊。

反転―闇社会の守護神と呼ばれて

反転―闇社会の守護神と呼ばれて

この本に書かれてることが真実か事実かはさっぱり判断できないが「世の中は金で買えないものもあるぞ」ということだけは子どもにしっかり教えねば、と思った。
“現代家族”の誕生―幻想系家族論の死

“現代家族”の誕生―幻想系家族論の死

以前、「変わる家族 変わる食卓」を読んだが、その第2弾が本書。内容は前著でターゲットとなった「今時の母親」の母親世代(年齢は60代〜70代前後となる)に対する詳細調査をもとにしたもの。この本で著者が導きだした結論は、「今の食の崩れは、実は彼女たちの母親世代から始まった」ということである。要は、戦後における生活意識・食意識の大幅な変化に端を発している、ということのようだ。私もちょうど本書に描かれた娘世代(つまり前著での「今時の母親」世代)なのだが、確かにこの調査で母親たちが答えているのと同じような育ち方をした。勉強や、仕事や、遊び(つまり、外に出ていること)が優先、家事は二の次三の次で当然のように母親任せ、特に料理を教わることも無く、教わろうとも思わなかった、そして母親も手伝いを強制することは無かった、そういう育ち方。家事などには全く興味もなく、料理への興味も無かった娘時代だった。でもクッキーやケーキなどは本を見て作った。母親によると、私の弟のほうが「これどうやって作るの?」などと料理方法をよく尋ねていたらしい(笑。
首都圏にある団地住まいで核家族に育った私は確かにこの本に書かれているような育ち方(育てられ方)をした、と、それははっきり言える。だからこそ思うのだが、これってちょっと偏ってるんじゃないか?全国標準がこれだったとは思えないんだけど。
追記>最後のほう、ちょっと言葉が足りなかったので補っときます。「これってちょっと偏ってるんじゃないか?全国標準がこれだったとは思えないんだけど。」の「これ」ってのは「この本にあるような育てられ方」ってこと。こういう育ち方は確かにあって、自分は体験したけれど、でもこういう人たちばかりじゃなかろう?と言いたかったのです。わかりにくくてごめん。