hebiashi diary

てれび見の記録など。

女王の教室#6

 むむむ?今回はOPからして、やや明るいムードだったような。
 夏休み無しを言い渡された子どもたち。損得勘定のうまい子ほど真矢の提案に即座に反応している様子。とことん「みんなで楽しい」を追求する和美は真矢のやり方にやはり反対している。でもさ、和美ちゃん、夏休みって親の都合とかもあるから、結局皆ばらばらで過ごすことになるよね。まあ、幾日かは楽しく遊ぶとしても、40日近くも毎日そうやって過ごすわけじゃないでしょ?そんなことない?それに和美ちゃんのクラスの子たちだって、休みになっても塾とか行ったりする子も多いでしょ?
 もちろん和美ちゃんが言ってるのは、「小学校最後の夏休みだから、みんなと心を合わせて何か思い出に残るようなことをひとつでもやりたい」ということだよね。みんな一緒に、という、つまりは気持ちの問題なんでしょう。和美ちゃんはやたら前向きなことを言うけど、本当のところ、荒んだ教室の毎日からインターバルを置くという意味でも、切実にまとまった休みが欲しかったのかもしれない。

 自分が「夏休み」を満喫していた時のことを思い出すと…学校に行かなくていい、という解放感が一番嬉しかったかもしれない。友達と毎日遊んだという記憶もないし(そりゃたまには遊んだけど、大抵の日は家で退屈していたと思う)「みんなで一緒になにかした」なんてことは一度も無かったな。夏休みって、どの子も親の都合優先で動くものだったからね。

 あー、でもー、親とすれば「無料の塾がわり」として、夏休みの間も勉強をさせてくれるなら、そりゃ当然ありがたいですよね。実際共働きだと夏休みも学童にやったりするわけですから、ありがたいと思いますよ。てゆーかうちの学校でもぜひお願いしたいっ(笑!
 特別なことが無い限り、日本の労働者が子どもの夏休みにあわせて1.5ヶ月も休めるわけじゃ無し、実際のところ1週間もまとめて休めればありがたいほうじゃないの?だったら子どももその間だけ親と一緒に思いっきり夏休みを満喫すればいいんじゃないかと思いますよ。宿題とか無しで。
 あそこまできっちりしたカリキュラムじゃなくていいからさ〓、勉強のほうは補習メインで、あとはプールとかもっと活用して欲しいですよ。だってもったいないですよねー、学校のプール。屋内ならいざ知らず、屋外にある普通のプールは設備はあっても1年のうち1ヶ月位しか使ってないんですよ。8月の一番暑い時期に、全く使われてないっての、ホントもったいないと思う。その時期は水泳専門のインストラクターとかに来てもらって、ちゃんと教えてもらえればいいと思うんですけどね〓〓。…と、話がずれました。元に戻そう。
 
 和美ちゃんは真矢の示唆を受けて、みんなのことを知りたいと思い、一人ひとりに宛てて手紙を書きましたよ。すごい行動力ですね。一人ひとりに違うこと書いてるみたいだったし。クラスの人数はそんなに多くないにしろ、それでもすごく大変なことじゃない?というよりここまで来ると、和美ちゃんというキャラがやや現実ばなれしちゃうような…。まあドラマだからいいんだけど。

 でもって、成り行きで脚に大怪我してしまう和美ちゃん。真矢は和美が危機に陥ると、本気で心配そうな厳しい表情になって素早く助けに来ますよね。今回も素早く、応急処置も完璧という感じ。これは想像だけど、真矢は休職していた2年の間にこういうことを学び直していたのかもしれないですね。以前の学級で何かあって、自分を鍛えなおすために体術や危機管理を徹底的に学んできたんではないでしょうか。あの徹底した完璧ぶりは、裏を返せば何かを贖うためのような気もしなくもないんですが…どうかな??

 和美ちゃんの怪我をきっかけに、またクラス全員が反・真矢ムードに流れそうになったのを受けて、真矢は個人面談を提案。最初にターゲットになったのは、以前和美に濡れ衣を着せた子。真矢はもちろん真実を知っていて、彼女を脅し自分の陣営に引き込もうと画策…。

 なるほどー。クラスのムード、それがカギだよね。真矢は「何となくムードに流されて行動する」ということを許したくないんだな。自分でちゃんと選べ、と言いたいんだと思いますよ。財布盗った子にしたって、自ら罪を公に認めることで、その後の行動を選ぶことだって出来るはずだもの。