マリカの出生の秘密について、言葉は濁していたけどライオンさんが想定していたのはやはりクローンではないかと思う。
でもそんなことはどうでもいいような気がしてきましたよ。この物語の肝はそこにあるわけじゃないですからね〓。
かさねと病院で偶然出会い、少し離れたところからアスミを見て、アスミのことを思い語る二人。アスミは自分で思ったとおり、常に最善を心がけて行動しているだけなんだけど、そのことがいろんな人の心を開かせているんだよなぁ、なんて、ちょっとじーんときてしまいます。
ところでアスミにだけコンパスがなかったのは、偶然？それとも偉い人の指図？ アスミがコンパスを見落とすほど不注意だとは思えないので、やはりこれは意図されたことなのでしょうか。あー、アスミはここまで試されてるんだなぁ、厳しいなぁと思いましたよ。秋くんはコンパスの件もアスミが道を覚えてることもしっかり見抜いてたみたいですけどね。まあ、彼女がゴール地点からマリカちゃんのポッドのあった地点まで戻ろうとしたのは、大人の目で見ると無駄で無謀な行為（秋君とかはちゃんとそのへんわかってるわけですけど）なのかもしれませんが、ここで冷静に判断して探しに戻らないんじゃアスミじゃないよね、というのも、こちらにはしっかり伝わってきてますよ。それをするからアスミがアスミなんだと。
彼女には真っ直ぐに進む行動力と、立ち止まって考えることのできる慎重さ、他者をつねに考慮のうちに入れているこころの許容量の広さ、そして何より決して諦めないという不屈の意志がありますから、きっと宇宙が彼女を選んでくれると思いたいです。
次回最終回になりますが、最後まで目が離せません。
ところで、後番組はサヴァイヴだそうです。この主人公の女の子ルナも、元気で優しくて前向きなヒロインですよ！
